牡牛座の神話
牡牛は、ゼウスが変身した姿だといわれています。エウロペは、とても美しい娘でした。ゼウスはそんな彼女に恋をしました。
ある日、フェニキア(シリア・レバノン)王のエウロペが海辺で草摘みをしていました。そこに白く美しい牡牛があらわれ、近づいてきました。エウロペは、好奇心から牡牛の背に乗りたくなってしまいました。エウロペが牡牛の背に乗ったとたん、牡牛は身を起こしそのまま海の上を飛んで猛ダッシュでクレタ島へと到達してしまったのでした。びっくりしてしまったエウロペでしたが、ゼウスが真の姿を現し、愛を伝えたのでエウロペもうなづき、結婚したのです。
ゼウスが駆け巡った姿がそのまま星となり、牡牛座となったのです。このエウロペの名がローマ字で書くと”Europe"となり、ヨーロッパの語源といわれています。
牡牛座の人は、まじめで頼れる性格であるといわれているのはこういったことからかもしれませんね。