星座と神話のお話

牡羊座の神話

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どうやって12星座ができたのか?ご存知でしたか?ギリシャ神話と12星座には密接な関係がある、という話を聞いたことはありますか?
星座は、古代エジプトで星の並びを人の形などに見立てていたのに始まり、ギリシャに伝わって神話と結びつき、広く親しまれるようになったものと言われています。

おひつじ座の神話(3月21~4月20日)

ボイオティア(ギリシャ)王アタマスは、ネフェレーとのあいだに息子プリクソスと娘ヘレーをもうけました。ところが、王はネフェレーと別れ、イノーと結婚したのです。やがて、ふたりの子を生んだイノーはプリクソスとヘレーを疎ましく感じはじめました。そこで、殺害を思いつくのです。

「プリクソス王子とヘレー王女を大神ゼウスの生け贄として捧げよ!」こんな神託をでっちあげたのです。このことを知った生みの母ネフェレーは、ゼウスにふたりの命を助けるように祈ります。哀れに思った大神は、金の毛皮をもつ空飛ぶ牡羊を兄妹のもとに遣わせました。
ふたりは、この牡羊に乗ってボイオティアから逃れたのでした。

だが、ヘレーは途中で海に落ちてしまったのです。波ひとり黒海の果て、コルキス(クルジア)にたどりついたプリスソスは、ゼウスに牡羊をささげ、黄金の毛皮を当地の王アイエテスに贈ったのでした。王は、この毛皮をアレスの森の木の幹にうちつけ、決して眠らない竜を守らせました。やがて、プリクソスはこの地で王女を妻として迎え、5人の子をもうけたのでした。




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