星座と神話のお話

蠍座の神話

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蠍座の神話

ギリシャ神話に登場する蠍は、オリオンを倒したことで知られます。

巨人族の狩人オリオンは、日ごろから粗暴で行状も悪かったために、オリンポスの神々に疎まれる存在でした。あるとき、そんなオリオンが「自分より強いものなどこの世のはいない!」と高言したため、ゼウスの妻女神ヘラの怒りを買ってしまいました。

こうして、女神ヘラは、オリオンの通る道筋に蠍を放って待ち伏せさせたのでした。何も知らずに通りかかったオリオンは、草むらから突然出てきた蠍に足を一刺しされてしまいました。そして、この蠍の猛毒で命を落としてしまったのでした。

大蠍は、オリオンをこうして倒した功績からヘラに認められ、星座として天に上げられたといわれています。後には、オリオンも星座となりましたが、この出来事から蠍が大の苦手となってしまいました。そのため、同じ時期には決して天に上ろうとしませんでした。これは、今現在の空でも蠍座は夏の空に。オリオンは冬の空に現れることで知られることとなりました。
つまり、東の空から蠍座が出てくるとオリオン座は西の空に沈んでしまうことからもわかりますね。

蠍座は、警戒心が強いといわれています。同時に一途な性格であるとも言われています。ヘラから命じられたことを一途に守り、全うしたことからも伺えますね。




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